「井原デニム」とは?

「井原デニム」は、2019年3月1日に井原商工会議所が地域団体商標を取得しました。
具体的には、岡山県井原市産のデニム生地を指します。当所では客観的な判断基準として「備中織物構造改善工業組合」に所属している事業所で生産されたものを井原デニムとしてご紹介しております。
「井原デニム」地域ブランドとは?
備中織物構造改善工業組合員企業が井原市内で織布したデニム生地を用い、井原デニム審議会の審査に合格したデニム製品を、「井原デニム」地域ブランド商品として認定しています。認定を受けた商品は、井原デニムのロゴマークがついた下げ札、織ネームを使用できるようになります。
この認定制度は、 「デニムの聖地」としての井原の認知度を世界に高め、各企業の製品の売上げ増加と地場産業の成長・発展を目的に設置されました。認定制度により、お客様への安心と、各企業が自社ブランドと併用して「井原デニム」という地域ブランドを持つことで、自社製品への信用をより高く維持することができます。
添付書類

・「井原デニム」地域ブランドチラシ
・地域ブランド参加マニュアル
・「井原デニム」地域ブランド製品認定ツール申込書
・「井原デニム」商標使用許可申請書
・「井原デニム」商標使用許可申請書(デニム製品以外の商品)
・「井原デニム」商標使用許可申請書(販促物等)
申請数は160点、うち認定数は131点(2025年6月25日時点)に上ります。
ブランドコンセプト
努力と工夫によって 継がれてきた井原デニムが 人を繋ぎデニム愛を織り続ける
「井原デニム」の歴史

井原地方に綿作りが伝わったのは戦国時代末期頃。その後、江戸時代になり藍が伝わると、綿糸を藍で染色して織った厚地の綿布が井原の特産品として全国に広まりました。
明治34年(1901年)、井原で「小倉」という種類の布地の生産がはじまり、井原で作られるものは「備中小倉織(備中小倉)」と呼ばれ、学生服や作業着向けとして人気で、大正元年(1912年)からは輸出もはじまりました。
その中で「裏白」と呼ばれていた厚地の布地は、「藍で染められた表面が紺、裏面が白の厚地の綿織物」「作業着に向く丈夫な生地」という点で、アメリカで「デニム」と呼ばれていた布地と同様であることから、国産デニムのルーツといわれています。残念ながら生地そのものは残っていませんが、1930年(昭和5年)には「ブリューデニム」の名で井原産の布地が流通していたことが分かる資料が発見されました。
現在、井原のデニムは、昔ながらの織機で織るセルビッチデニムをはじめ、ジャガードなどの柄物、染料や原料にこだわったものなど、デニムの無限の可能性を創造し続けています。
ローテーションで織り上げることによるざっくりとした風合いと染色、ジャガードで微妙な色や柄を再現できる高度な技術は世界からも注目され、今もなお数多く輸出されています。
地団カードについて
井原商工会議所では地団カードの郵送サービスは行っておりません。
市内関係各所へ地団カードの配布協力を依頼しておりますが、「井原デニム」を取り扱うイベントであっても地団カードの配布を行っていない場合がございます。
なお、個別のイベントの運営状況についてはこちらで把握いたしかねます。地団カードの配布の有無について、当所へのお問い合わせはご遠慮くださいますようご理解の程よろしくお願いいたします。